副業で始める子供プログラミング教室 – 初期費用・利益モデル・成功のポイントとは!?

2025.03.26

最近は「副業」という言葉が人気ワードになっています。

働き方改革やリモートワークの普及により、「本業以外にも仕事をしてみようかな」と考える方が増えてきています。

その中でも、特に注目を集めているのが「子供向けプログラミング教室の運営」です!
単なる収入源としてではなく「プログラミングの面白さを伝えたい」「教育に興味がある」という自分の経験を活かした取り組み考える方からの人気が高くなっています。

2020年からの小学校でのプログラミング教育必修化により、子供たちも保護者の方たちもプログラミング教育に関心を持たれる方が増えています。

今では、英会話や学習塾に並んで人気の習い事の一つにランクインするようになりました。
ゲームが好きなお子様や、将来の役に立つ習い事としてプログラミング教育に対するニーズが年々大きくなっています。

副業でのプログラミング教室の運営という選択肢

教室運営と聞くと、物件を借りて机を並べて書類やチラシを作って…と、しっかりした事業のイメージを持たれるかもしれませんが、現在では自宅やオンラインで手軽に始められる環境が整っています。
初期費用を抑えて、最低限の設備で始めてみて、規模が増えたら設備や人材を充実させる、というやり方であれば、数万円の初期費用から始めることもできるため、プログラミングは人気の副業ジャンルとなっています。

子供プログラミング教室は、今後の成長も期待されている分野ですので、規模が大きくなれば独立して本業にしたりという選択肢も考えられることが大きな魅力のひとつになっています。

そこで、この記事では

  • 副業で収入を得ようと考えている会社員の方
  • 教育に関心のある方
  • 塾や習い事教室を運営していて、プログラミング教室を始めようと考えている方

に向けて、「子供プログラミング教室を副業で始めるための方法」についてご紹介します!

子供プログラミング教室の将来性

プログラミング教育必修化による新しいニーズ

2020年度から始まった小学校でのプログラミング教育必修化により、全国の学校でプログラミング学習が始まりました。

この制度の背景には、これからの時代に求められるITを使った情報リテラシーの向上や、論理的思考力の向上があります。
これらの「将来必要とされるスキルに小さいうちから慣れておきましょう」、という国の方針により、いまプログラミング教育のニーズが高まっています。

この制度をうけて、プログラミングの習い事という新しいジャンルが急激に数が増えていき、今では都心から郊外まで全国に次々と教室が開かれています。

習い事としてプログラミングが認知されているどころか、人気の習い事ランキング上位が当たり前になっています。

スポーツを超えた!習い事としてのプログラミングがランキング上位に

子供に人気の習い事ランキングでも「プログラミング」は上位にランクインしています。

これまでは一部の家庭のみに選ばれるジャンルでしたが、現在では「プログラミング学習は当たり前」という認識に様変わりしており、誰もが受講を考える習い事になっています。

Scratchやマインクラフトなど、子供に人気のプログラミングツールが登場したことにより、さらに人気が加速しています。
また、大学の共通テスト(旧センター試験)でも情報の科目が採用され、プログラミングの内容が出題されるようになったことから、プログラミングは抑えておかないといけないもとして認知されています。

このような背景から、子供の頃からプログラミングに慣れ親しませる家庭が急増し、それに伴ってプログラミング教室が増えていったのです。

AI時代を生き抜くためのプログラミング学習

最近ではChatGPTをはじめ、生成AIがテクノロジーニュースの真ん中に位置しています。
これからの社会で求められるのは、AIに代替される仕事ではなく、自分で創り出す力、仕組みを作る力の比重が大きくなっています。

プログラミング教育は、テクノロジーの仕組みだけではなく、考える力と合わせて養うことができるため、子供たちの今後のキャリアにとっても必要な知識になっています。

多くの家庭でも投資としてのプログラミング教育という考え方にシフトしてきています。

成長が続く「教育とIT」を強みにした教室づくり

社会背景だけではなく、実際にデータとしてもプログラミング教育はまだまだ伸びしろのある領域です。

2022年の子供向けプログラミング教育市場は199億円だったのに対し、2025年は約400億円と3年で2倍の成長が予測されています。

特に子供向けでは、オンライン教育やリモート学習を経験している世代ですので、オンラインでの習い事も抵抗なく受け入れられています。

そのため、大手だけではなく個人事業や副業としての参入も人気になっています。

学習者の年齢も小学生・中学生が中心ですが、今後も高校生や大学生でもさらに高度なプログラミング学習が必要な機会が増えるため、Scratchやマインクラフトなどの低学年向けではなく、UnityやC#、Pythonなど様々なプログラミング言語が求められるため、それに応じたプログラミング教室のニーズも増えてきます。

ニッチなニーズに対応することで、教室の継続率や顧客単価の上昇も期待できることも、プログラミング教室が副業として人気の理由の一つです。

副業で子供プログラミング教室を始めるための準備

子供向けのプログラミング教室を副業としては始めるには、事前に準備や計画を立てる必要があります。
ここでは、教室運営や教育事業が未経験の方でも実践できる準備についてご説明します。

プログラミング講師に求められる3つのスキル

プログラミングの基礎知識

プログラマーの方であれば、当然身についているでしょうが、プログラミング未経験でも最低限の基礎知識があれば副業でプログラミング教室を始めることが可能です。

実際に、プログラム経験のない主婦の方でも、自宅やレンタルスペースを使ってプログラミング教室をはじめ何十人もの子供たちを生徒として抱えている方も多くいます。

ここで求められるのは、Scratchなどのビジュアルプログラミングの基礎知識であり、この知識は未経験でも習得は難しくありません。

子どもとのコミュニケーション力

初めて子どもと接する方は、その元気さや自由奔放っぷりに驚くことがあるかもしれません。

言うことを聞いてくれないお子様もいれば、話しかけても返事がないお子様もいます。

そんな多様な子供たちを根気強くサポートするスキルが求められます。

保護者とのコミュニケーション力

子供だけでなく、保護者とのコミュニケーションスキルも求められます。

体験レッスンの際には教室の案内や入会の提案をしたり、成果報告や欠席の連絡など様々なコミュニケーションが発生します。

保護者との信頼関係を築くためのコミュニケーションやビジネスマナーも見られていますので、しっかりと対応することで長く続けていただくことに繋がります。

教材の選び方

プログラミング教室の方向性を決めるのが教材・カリキュラムです。

子供向けのプログラミングにはロボットをつかったものもあれば、Scratchなどのビジュアルプログラミングもあります。

これらの教材は、教材のライセンスを提供している企業との契約が必要になりますので、あなたのスキルと市場のニーズを考えて、取り組みやすい教材を選定しましょう。

Scratch(小学生・中学生向け)

ビジュアルプログラミングの代名詞であるScratch。Scratchができる教室を探している家庭も多いので、迷ったらScratchがオススメです。

マインクラフト(小学生向け)

こちらもビジュアルプログラミングを使った教材です。ビジュアルプログラミングに合わせてマインクラフトの基礎知識も必要になりますので、ゲームが好きな方にはオススメの教材です。

Unity / C#プログラミング(中学生・高校生)

3Dゲームを開発できるUnityや、Unityで使われるC#プログラミングは中学生以上の子供たちに人気のジャンルです。学習コストは高いですが競争が少ないため、Unityの学習ができる方にはオススメです。

Python

Pythonも最近人気のプログラミング言語です。特にAIの文脈では抑えなくてはならないプログラミング言語ですので、AIに特化したプログラミングスクールなど新しいジャンルに興味がある方にはオススメの教材です。

これらの教材をゼロから作るのは労力がかかりますので、まずは低予算で始められるライセンス契約をして、低リスクで始めることがオススメです。
いきなり高額なフランチャイズ費を払うのではなく、テスト的に始められる教材を選定し、安定してきたら大きめの投資をしてみるというステップを考えましょう。

教室スタイルを選びましょう

教室には様々な種類があります。場所や指導方法など細かく分ければ無数にパターンがありますが、ここでは大きく3つに絞ってご紹介します。

自宅での対面教室

固定費の中でも最も大きいのが家賃です。ですが、自宅を使えば家賃を気にせず運営ができます。
特に、一軒家かつ住宅街など子育て世帯の多い地域ではオススメのスタイルです。

オンライン教室

自宅からオンラインでプログラミングレッスンを行うオンライン教室も人気です。
通勤時間も固定費もかからず始められるので、本業との両立がしやすくなっています。

レンタルスペース・地域の施設利用

レンタルスペースや公民館など、費用を抑えて始めるスタイルです。
地域を絞ることで集客のしやすさのメリットがあります。場所によっては無料で借りられる場所もあるので、適した場所が見つかればおすすめの方法です。

教室スタイル選びも、いきなり教室のスペースを賃貸契約するのではなく、自宅やオンラインでプログラミング教室運営の感覚を掴んでから始めるのがオススメです。
すでに習い事や塾を運営しているのであれば、週に1コマプログラミングレッスンの枠を開講したり、単発のイベントで集客をしてみてから始めてみると成功しやすいステップが作れます。

ライフスタイルに合わせたプログラミング教室づくりをしましょう

副業として始めるのであれば、本業と家庭とのバランスをとることも重要です。

最初は週末のみから始めてみたり、オンラインでマンツーマンのレッスンをはじめたりと、失敗しない教室運営のステップをつくることが大切です。

教材も月1万円程度で利用できるものもありますので、少人数で利益がでる教材ライセンスを選ぶことがオススメです。
教材を提供する企業がサポートしてくれる場合もありますので、運営に困ったら気軽に質問ができる教材を選ぶと、失敗しにくくなります。

子供プログラミング教室開講にはいくらかかるの?いくら儲かるの?

副業としてのプログラミング教室を始めるに当たって、気になるのは費用ですよね。

ここでは、教室のスタイルごとに小資本で始めるための初期費用とその内訳について紹介します。

教室スタイルごとの費用目安

自宅教室(約5-10万円)

家賃は不要です。設備は、子供たちが利用する机とパソコン。余裕があればプロジェクターやホワイトボードです。
子供たちのパソコンは持ち込み式にすることで、初期費用を押さえることができます。

オンライン教室(約1-8万円)

最低限必要なのはオンライン通話サービスと教材です。zoomであれば月2,000円程度で時間無制限で通話ができます。
机などの備品も不要なため、最も低予算で始めることができます。

レンタルスペース利用(約8-15万円)

施設の立地(都心or郊外)や設備(インターネット環境や机、プロジェクター等)によって変動が大きくなります。
持ち運びのできる機材が必要になることもありますが、15万円以内を目安に考えましょう。

初期費用の内訳

パソコンと周辺機器(無料〜10万円)

すでに家庭にあるパソコンを使ったり、生徒の持ち込みという運営も可能です。必要に応じて複数台準備する必要もあります。

インターネット環境(既存契約を利用〜3,000円)

自宅やオンラインであれば追加契約は不要ですが、施設を利用する場合はモバイルWi-Fiなどが必要になる場合もあります。

教材・ソフトウェア(約1万円)

プログラミング学習教材はピンキリで、無料で利用できるものもあれば、フランチャイズ契約で数百万円のものまで多種多様です。
副業で始める場合には、最大でも1万円程度で利用できるものを目安にして選定しましょう。
その際には、運営のサポートの有無も確認すると、価格以上のリターンがサポートされることもあります。

広告宣伝費(1〜3万円)

チラシ作成と印刷がメインです。チラシはご自身で作ることを考えましょう。印刷費は100枚でも2,000-3,000円程度で印刷できる印刷サービスを探しましょう。
SNSやブログなど、オンラインでの宣伝も利用して、広告費を極力かけない方法から始めましょう。

備品・会場費

会場レンタルの場合は1回あたり1,000〜3,000円程度必要です。
料金だけでなく、お金をもらったレッスンをしていいかどうか、インターネット設備はあるかなどをチェックして選定しましょう。

教室開講の費用を抑えるにはどうすればいい?

既存の設備を活用する

すでにあるものを活かすことをまず検討しましょう。
教室の場所も、土日に使っていないオフィスであれば無料で借りられることもあります。新たに調達するのではなく、既存のものを使うことを考えましょう。

教材ライセンス企業のサポートを活用

チラシやポスターを無料で提供してくれたり、運営のサポートやアドバイスを受けられるサービスが付属していることもあります。
ライセンス契約をする際には、教材の中身だけでなく、どんなサポートが有るのかを必ず確認してください。

広告費はかけない

チラシ印刷などの実費以外の広告費はかけなくても構いません。
SNS広告などは低額でも出稿できますが、低額では効果測定に満足できる数値がでなかったり、コンバージョン率が低くなる可能性もあり、あまりオススメしません。
無料で始められるSNSやブログでの宣伝で集客を考えましょう。

プログラミング教室の投資回収期間を考えよう

投資回収期間とは、初期費用を回収できるまでにかかる時間のことです。
この期間が短ければ短いほど、運営が安定します。

理想的には初月で取り返せるのがベストですが、目安としては3〜6ヶ月程度を考えましょう。

例えば、10万円を投資して、月謝1万円、初月の生徒が5名であれば売り上げは月5万円です。
ランニングコストが月1万円なら、月4万円が利益になります。
この状態が続けば、「4万円×3ヶ月 > 10万円」なので、3ヶ月で回収ができます。

子供プログラミング教室は、継続的に収益が発生し、利益率も高く、継続率の高いジャンルですので、投資対効果の高い副業モデルであることも魅力の一つです。

副業としての子供プログラミング教室は、小さく初めて大きく育てる

ここまでで、副業としての子供プログラミング教室の運営について紹介してきました。

ポイントは以下にまとめます。

子供プログラミング教室が副業にピッタリな理由

  • プログラミング市場はまだまだ成長が見込まれる
  • 設備不要で、低コストで開業可能
  • 教育やITといったやりがいを感じられる業種

教室のはじめ方のポイント

  • Scratchなど学習コストの低いプログラミングツールの基礎を覚えましょう
  • 週末のみや月に2回など、まずは小さく始めましょう
  • オンラインや自宅活用などあなたに合った運営スタイルを考えましょう

初期費用と収益性

  • 生徒2名から利益がでるモデルを構築
  • 後にオプションやコースを追加し顧客単価の向上を検討
  • 継続率と利益率が高い魅力的なモデル

子供プログラミング教育は副業としても魅力的なポイントがたくさんあります。
教育に関わるやりがいと、利益の出やすいモデルの構築のしやすさから、副業の条件を満たしやすいジャンルです。

「自分にできるか不安」という方でも、まずは小さく始めてみて、行けそうだなと思ったら少しずつ規模を増やしてみることがオススメです。
最初から高額なフランチャイズ費用を払ったりすると、失敗しやすいビジネスモデルになってしまいますので気をつけてください。

集客サポートがついた子供プログラミング教材アポロンで教室を始めてみませんか?

アポロンは、子供向けプログラミング教室を7年以上運営している企業が提供しているプログラミング学習教材です。
副業でも始めやすい月1万円〜の教材ですので、小さく始めたい方にはピッタリの内容になっています。

ScratchやUnityを利用した教材で長期間継続していただける内容が詰まっています。

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